手が届く名品たち。ブランド別に【ウイングチップ】の魅力を探ってみました。

初めに。この記事は『手の届く名品たち』というタイトルで、男にとって必要と思われる靴を5種類選び、ブランドごとの特徴を考察するものです。

俗に言う『一生もの』ブランドではなく、現実的に手に入れやすいブランドを選定しました。と言っても使い方、手入れ次第で長い付き合いができる、高い品質を備えたものばかりです。

今回取り上げるのは『ウイングチップ』。ブローグシューズという呼び方もありますが、ブローグとは穴飾りのコトを指します。

この穴飾りが全体的に施されていて、特につま先部分の切り返しが羽根のようになっている、つまりWINGのようになっているのでウイングチップと呼ばれます。

File

https://muuseo.com/jmat/collection_rooms/103

シンプルなストレートチップなどに比べると、賑やかで華やかな印象があるのでお祝いの席に・・・と思っていませんか。それはNGです。

ストレートチップの投稿でも書きましたが、正式な場になればなるほど、シンプルな靴=ホールカットが望ましいのです。そういうセオリーに照らしても分かっていただけると思います。つまり、何枚かのパーツを縫い合わせるほど普段使いに近づくということになります。

さらにウイングチップに見られるブローギングは、そもそも作業や狩猟靴が蒸れるのを防ぐための名残りなのです。そうした出自からもNGの理由がご理解いただけるはずです。

ですからビジネスの場で用いられるようになったのも世界大戦後だと聞きました。

そういた背景を理解したうえで、ウイングチップの魅力と使い方を楽しみたいと思います。タフに履きたいので価格も大切、色はブラウン、外羽根式をチョイスしました。

【REGAL SHOES ORIGINAL】2019年イヤーモデル ウイングチップ

【REGAL SHOES ORIGINAL】2019年イヤーモデル ウイングチップ

https://www.regalshoes.jp/shop/g/gW75BDG_____BR___235/

日本の本格靴を牽引してきたリーガルシューズ、2019年モデルとして発表された重厚感漂うウイングチップです。

レギュラーモデルも完成度は高いのですが、土踏まず付近を絞り込むこむことでセクシーなプロポーションとフィット感が増し、履きやすく仕上げてます。

しっとりとした素材はフランス製のレザーを使っていて、履き込むほどに磨きこむほどに様々な表情を見せてくれます。

ワンウォッシュデニムを大き目にロールアップ、フェアアイル柄のソックス、ヨークシャツイードのジャケットを合わせればカントリーライクなオフィスカジュアルが完成します。タータン柄のネクタイを結ぶのもあり。

オフィスでも楽しませてくれるウイングチップです。

宮城興業 カスタムメイド 伝衛門

https://miyagikogyo.co.jp/md/%E4%BC%9D%E8%A1%9B%E9%96%80%EF%BC%8Fden-emon-md-11

宮城興業は山形に本社・工場を置く地域ブランドです。OEM 生産を中心に展開してきまいたが、技術力を生かしたオリジナルメイドにも着手しています。

ユニークな取り組みがカスタムメイドというシリーズで、数あるデザインサンプルのなかから好みを選び、その上で素材や色、ソールパターンなどを絞り込むことによって、その人だけのオリジナルを作るといういうものです。

そのデザインサンプルの中でもウイングチップは何種類かありますが、こちらは幅を広めにとることで快適な履き心地を実現したモデルです。

やや野暮ったい、ごろりとしたシルエットですが、丸いトゥデザインといい愛嬌たっぷり。愛しささえ覚えます。こういうのって女性受けするんですよね。

軍パンとか、コーデュロイパンツとか。男くさいコーディネイトに映えます。

三陽山長 【旬六/SHUNROKU】ロングウイングチップ

https://sanyo-i.jp/s/sanyoyamacho/p/Q740682509?istCompanyId=02e7686f-da33-41a0-973a-7c53f03d706b&istItemId=-xxpwapxlma&istBid=t&cid=PC_pm_cpc_go_pla_item&gclid=Cj0KCQiAxs3gBRDGARIsAO4tqq335jmQkcfDRbPw4gVQyTjPfXMiImS_OcVYPgpjUbCc3pCQz7wEwkYaAsTSEALw_wcB

日本の代表的なアパレルブランド三陽=SANYOが手掛けた靴ブランドが三陽山長です。素材選びや構造などは当然一級ですが、和名に込めたシリーズ名がユニークです。

しかし作り出す靴たちの完成度は高く、このプロジェクト始動のために東京中の靴職人が集計したという噂があったほどです。

一見、作り込みのしっかりしたフルブローグキャップトゥです、アイレットも大きく、蝋引きのシューレースも雰囲気よし。しかし持ってみると軽さに驚きます。

その理由はソール。耐久性のある国産発泡性ラバーソールに替えることで実現しました。重厚な顔立ちなのにフットワークが軽い。長く付き合いたいと思ってしまいます。

外回りの多い営業職なら、ジャケパンスタイルでアクティブに。カジュアルに使うならスニーカー代わりにリブパンツと合わせて。オールマイティな一足です。

番外編はモロッコメイド

https://www.benson-shoes.jp/597-9700-st-dbrdbr

まだ情報が少ないので詳しくお伝えすることが出来にないのですが、この新顔BENSONSHOESは事件です。

モロッコでミリタリーシューズを作っていたメーカーが本格靴の製造に進出して発表されたモデルが、近年日本上陸を果たしました。

製法や構造、素材はフランスアノネイから供給されるなど靴好きに挑戦するようなスペックです。そしてどこか色っぽい。

このウイングチップもスエードのコンビネーション、そしてコマンドソールを装着。さらに価格。どれも魅力に溢れています。

おりに触れ紹介していきたいベンソンシューズです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする