巷ではビッグサイズが新鮮だということから、ニットでもスエットでも大き目に着ることが増えてきました。となると、アウター系もサイズアップしないとバランスが取れません。
そこで気になり始めたのがステンカラーコートです。正式にはバルマカーンコートと言いますが、大切なのはどういうものを選べばいいのかということ。今の雰囲気にあった、やや長めのシルエットを探してみましょう。
シルエットで大切なのはAラインであること。肩から裾に向かってアルファベットのAを描いたように広がっていること。
レインコートですから雨が流れ落ちるようになっていなければいけません。こうした基本はしっかり押さえておきたいところです。
次に肩の可動域が広いか、セットインスリーブではなく肩を丸く包むラグランスリーブを選びましょう。雨粒が流れ落ちやすい構造で、着心地もリラックス感があります。
フロントは比翼仕立てでボタン留め、クラシックな意匠が気分をアゲてくれます。そして素材はコットンギャバが望ましく、ベージュかネイビー。着丈は膝下程度あれば理想的です。
Barbour / SINGLE BRESTED シェイプメモリー ロングコート
http://zozo.jp/shop/beams/goods/37150934/?did=63323641
ユニクロ ブロックテックステンカラーコート
憧れのアナトミカ。
アナトミカ(ANATOMICA)はフランス・パリのセレクトショップでありそのオリジナルブランドを指しています。
その歴史は1994年、ピエール・フルニエ(Pierre Fournier)氏がパリにオープンしたことから始まります。2008年にはユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館にショップインショップをオープン、そして2011年、東京日本橋に日本初となる路面店をオープンしています。
画像はアナトミカのディレクター、ピエール・フルニエ氏です。流行やトレンドなどに左右されることなく、独自の美意識と豊富な知識、そして経験が魅力的な提案に結びついています。
氏が羽織るラグランコートは、長きに渡りアナトミカの定番商品です。時代がアナトミカに追いついたと言ってもいいでしょう。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/pheb/530-521-25-olive.html?sc_e=slga_pla#ItemInfo
クラシックを基本として、ファッションを味わうという姿勢が隅々まで息づいてます。年齢を重ね、しっかりとした肩が出来たらこのコートを手に入れましょう。